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真空成形(真空成型)の技術・特徴

プラスチックの成形には複数の加工法があります。
弊社が行っている真空成形/真空成型の技術や特徴、その他のプラスチック加工法との違いについてご紹介します。

1 真空成形/真空成型とは

真空成形技術のご紹介

真空成形(真空成型)とは、加熱・軟化させた板状のプラスチック材料(熱可塑性樹脂)を型に合わせて真空吸引することにより、製品を形づくる成形法です。

真空成形(真空成型)では、あらかじめシルク印刷を施した材料を使用したり、成形材料の材質を変えることで、さまざまな質感・絵柄の製品を成形することが可能となります。

当社は「エアースリップ法」「プラグアシスト法」といった真空成形によって電気製品部品、機械カバー、自動車部品等の厚物真空成形品を主に手がけています。
また、使用する型を差し替えることで、同一ラインで複数の製品を成形することができるため、各種試作品や非量産品も低コスト・短納期でご提供することが可能です。

精密で美しい造形ラインを生み出す真空成形の技術により、私たち依田工業所は、プラスチック加工の新たな可能性を追求し続けています。

プラスチック真空成形の技術紹介Movie

プラスチック真空成形(真空成型)をMovieでご覧ください。

エアースリップ法

エアースリップ法では、加熱して軟化させた材料を圧縮空気により膨らませ、下から凸形状の型を突き上げ、真空吸引することにより材料を型に密着させ成形します。 内側にのみ型を密着させるため、非常に滑らかな表面仕上がりとなります。

図:エアースリップ成形

プラグアシスト法

プラグアシスト法では、凹形状の型に材料を密着させるため、真空吸引すると同時に、プラグと呼ばれる補助型で上から押さえつけ、成形するのに難しい細部なども精密に成形します。

図:プラグアシスト成形

トリミング加工(工程)

真空成形では成形工程後にトリミング工程が必要となります。
トリミングとは、成形品の不要部分を切断し、形状を整える作業のことです。

従来はトリミングをプレス機で行っておりましたが、同一平面上のカットが主体の単純な加工となっておりました。
当社では従来のプレス加工に加え、数値制御(Numerical Control)によるNC加工機でのトリミングを行なっております。
NC加工機でのトリミングは工程すべてをプログラミングし、専用機械でおこなう均一加工ですので、同じ製品を同じようにトリミングする作業に向いており、大量生産に適しています。

また従来のプレス機でのトリミングでは出来なかった複雑なラインでのカットを可能にします。
当社では、NCトリミング機を8台保有しています。詳しくは、設備一覧をご覧ください。

2 真空成形のメリット・デメリット

メリット

  • 設備費が低廉である。
  • 生産性が良好である。
  • 型素材が多く、安価である。
  • 薄肉の成形、大型の成形が容易にできる。
  • エンボスしたもの、バックプリントしたものが成形でき、装飾保護仕上げが容易である。
  • 新製品の試作・設定に時間がかからない。

デメリット

  • 部分的な肉厚の変化ができない。
  • 中空成形のように口のせまいビン状の容器は成形できない。
  • 後加工および仕上げが必要であり、スクラップが多量に発生する。

対応可能なプラスチック素材

成形可能な素材がABS・AES・PMMA・PC・PP・PE・HIPS・PVCなどの熱可塑性の樹脂となります。

ABS樹脂

ABS樹脂は、機械的性質のバランスに優れ、耐衝撃性や加工性。硬度に優れた樹脂です。着色や日宇町サイズでの生産等に対して、ほかの素材より少ないロットにて対応が可能です。また塗装、メッキ、印刷等の加飾性にも対応します。

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塩ビ系樹脂(PVC)

弊社で使用する材料は通常一般的な塩ビではなく、塩ビを物性的に変性させたアクリル変性高衝撃塩ビ板となります。 非常に高い耐衝撃性に加え、優れた成形性、耐薬品性、難燃性等多くの優れた特性を持ちます。

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アクリル樹脂(PMMA)

プラスチックの中でトップクラスの透明性があり、表面硬度も高く、成形性も比較的良好です。 耐候性にも優れる為、屋外用途での使用に適します。

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PET樹脂

透明性に優れ、耐衝撃性も高い素材です。耐候性は持たない為に屋内用途に適しています。

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ポリプロピレン(PP樹脂)

接着や印刷には不向きですが、機械的性質(引っぱり強度、圧縮強度、衝撃強度)に優れており、耐摩耗性もあります。

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ポリカーボネート(PC樹脂)

透明性に優れ、耐熱温度が120℃~130℃と一般的な樹脂の中では熱に強い特性を持ちます。 また耐寒性については-100℃と低温でもかなりの特性を持ちます。透明素材の中では一番の耐衝撃性があります。

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1 真空成形に関するよくあるご質問

成形できる材料には、どのような種類がありますか?

成形可能な材料はABS・AES・PMMA・PC・PP・PE・HIPS・PET・PVCなどの熱可塑性の樹脂となります。

厚みは均一になりますか?

真空成形はシート状の材料を熱により軟化させ型の形状を再現する為、製品の厚みは均一になりません。

成形品に絵柄をプリントすることは可能ですか?

成形前に材料にシルク印刷などで絵柄をプリントすることが可能です。

試作品をつくりたいのですが可能ですか?

他の成形法と違い真空成形は木型等の簡易型での成形が可能ですので安いコストで試作品の作製が可能です。

試作品を依頼した場合の納期を教えてください。

データやマスターの有無また形状によっても違いますがおおよそ10日から20日くらいで納入できます。

どれくらいの大きさのものまで作れますか?

弊社では材料サイズで1500×2000mm。製品の深さ500mmまでが成形可能です。

プラスチック成形(樹脂成形)なら、真空成形/真空成型の依田工業所におまかせください。
高精度、抵コストな真空成形/真空成型で幅広い信頼を築いています。

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真空成形の技術

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